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シャワーを借りる、という体験

8月25日 木曜日 (8)

建設作業中?

●これからのこと
ホテルにドタキャンされた。

それはもう、仕方がない。そういうものなのだ、ここでは。

「じゃあ、これからどうするんですか?」
「今ゾルさんに急きょ手配してもらって、今夜はゲルに泊まることになりました。まずは、提携しているホテルでシャワーだけ使わせてもらいます。そこで皆さんシャワーを浴びていただいて、それから、ゲルがあるところまでまた車で1時間くらいかかるそうなので、残念ですがウブス湖を見るのは諦めましょう

やはり世界遺産の湖は幻に終わったか。

次にどうするかが決まったのなら、否やはない。
「いいですよ、じゃあそれで」
「ゲルに泊まれるんだ」
「そうね、思いがけず」
「かえって面白そうじゃない」
「そうと決まったら、早く出発しましょう」

私を含め一部のオプティミストたちは、この事態を前向きに考えることにした。

でも、納得のいかない人もいる。「休憩込みで6時間」で着くはずの目的地に、まる半日かけても着かないばかりか、いきなり泊まるところがなくなり、この上まだ代わりの宿まで旅を続けなければならないのだから。

疲れているとどうしても感情的になる。おまけに普通ならクレームの嵐になるような不手際なのに、謝る人がどこにもいないから、怒りの持って行き場がないのだ。

車中は何となく気まずい雰囲気になってしまった。ただでさえみんなくたびれているのに、この重たい空気はますます疲れを増大させる。とりあえず、今は明るく行こうよ。


●おそるおそるの借りシャワー
シャワーを借りるホテルについた。宿泊棟とシャワー棟は別になっている。スタッフの仮眠室らしき部屋を、少しの間、貸してもらえることになった。

車から降ろしたスーツケースは、どれもこれも砂まみれ。きょう1日のドライブでこんなになってしまったのだ。ということは、当然私たちも砂まみれだということだ。

空けてもらった部屋は4~5畳くらいで、従業員用のベッドとテーブルが置いてあるので、床で荷物を広げるスペースはない。でもベッドの上に載せるにはあまりに申し訳ない汚れ方だから、まずはスーツケースの砂埃をウェットティッシュできれいに拭き取るところから開始。

スーツケースから石けんとシャンプーとタオルと着替えだけ取り出して、準備のできた人から順番にシャワーを浴びに行く。

シャワー棟の中は、なんだかトイレ臭い。洗面台とトイレが1つあったが、覗いてみたら水は流れないようで、中に排泄物がたまったままだった。みんなトイレはどうしているのだろう。客室にはトイレがあるのだろうか。

廊下の両側に別れて5つか6つくらい、ドアが並んでいた。それぞれが独立したシャワールームだ。そのうちの2つを、我々が使わせてもらえるらしい。どこでどうやって着替えるのかと思っていたら、中はこんなふうになっていた。暗くて、じめじめしている。
シャワールーム

着替えを置いておけるスペースがあってホッとしたが、床はとても裸足では踏めない。ゴムサンダルが置いてあるところを見ると、こちらではサンダルを履いてシャワーを浴びるのが普通らしい。そのサンダルも、ぬるぬるしているようで気持ち悪い。でも背に腹は替えられない。

じょうろの先っぽが壁に固定されている。そこから水がボタボタ流れっぱなしだ。蛇口がうまく閉まらないらしい。どこからか大きな虫でも出てきそうで、大急ぎでシャンプーして身体を洗って、逃げるように出てきた。

荷物の置いてある部屋に戻ってきてから、もう一度足の裏をウェットティッシュでゴシゴシ拭いた。広々として明るくて清潔で、いい匂いの湯気がたちこめている日本の銭湯が懐かしかった。

外へ出ると、みんなが外のベンチで涼んでいた。爽やかな夕風が吹いて、洗い髪が気持ちいい。昔の日本の夏は、こんなふうに外で夕涼みできるほど、夜は涼しかったことを思いだした。

もうそろそろ19時半だが、宿泊棟の隣の棟の上で、男の人たちが作業をしている。夕日に照らされて働く人というのは、絵になるなあ。


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※ワールド・ビジョン「モンゴルを知る旅」のツアー報告とスライドショーは、ワールド・ビジョン・ジャパン の こちらのページで見られます。


まだまだ終わらないよ。 by たびたま


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