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伯母の出立

徒花(あだばな)の乾(か)らび尽くして散りにけり
無邪気なる鬼子母の如き女(ひと)なりき
老伯母は 逝きて乙女になりぬべし

母の長姉である伯母が旅立ちました。

元気だったときにはほとんど良い思い出のない人でした。同時に、同じDNAを受け継いでいる業のようなものをつくづく感じさせられる相手でもありました。私は彼女によって傷つく一方で、彼女を反面教師として、人生について多くを学んだかもしれません。好き勝手に振舞っていたようでいて、本当はいろんな思いに縛られた、可哀想な女でした。

後年は病気のため身体も動かず言葉も発せず寝たきりでしたが、ずいぶん長い間、医者から「いつどうなるかわからない」と言われて親戚を呼び集めては奇跡的に持ち直してみんなをうんざりさせるということを何度も繰り返した挙句、ガチガチに固まった不自由な体からようやく解放されたのです。

だから彼女のために、今はとにかく「おめでとう」、そして長い間「お疲れ様」という言葉しか思いつきません。この上はただ、この世に思いを残していたり、迷子になったりせず、無事に旅路を進めることを祈るばかりです。

でもきっと大丈夫だと信じます。あんなに最後までしぶとく頑張ったのだもの(笑)。もうつらいことは当分お休み。しばらくはのんびりゆったり、休暇を楽しんでいいはずです。そうやって力を取り戻したら、きっとまた次の階段が見えてくるのでしょう。


また会うときが楽しみです。 by たびたま


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