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手術と入院の記録: 9日目

2010年10月5日(火)
手術後7日目
●朝 採血
●採尿
●傷の消毒
●医師から日常生活についての説明
●看護師から日常生活についての説明


●採血と検尿。0730採尿後、ティッシュに若干の出血を認める。

●10月5日の朝食
10月5日の朝食

●0748 A先生がまたも予告なしにジャッ!と病室のカーテンを開ける。
「傷を見せてください!」(えーと、ベッドに寝るんだよね?)
無言のまま、いきなりきのう傷にかぶせられた綿を剥がされる。
「傷は問題ありません! ××の必要なし!」
(何て言ったんだろう? よく聞こえなかった)
「先生、さっき出血があったのですけど…」
「たまにそういうことがあります!」

いま初めて、あらわになった傷をまじまじと見る。もっと醜いミミズ腫れみたいな傷なのかと思ったら、末端(中を縫った縫い終わり部分?のでこぼこしているところ)以外は、ほとんどひっかき傷くらいにしか見えない。あまりに傷がきれいなので、思わず見とれているうちに、先生はさっさと別の患者のところへ行ってしまった。

●あんまり処置があっけなかったので(処置というか、ただ剥がしただけだし)、看護師さんに「あのー、きょう、傷の消毒ってあるんですよね?」と聞いたら、傷を見てくれて「ああ、きれいですね。じゃあもうこれで終わりってことです。順調な人はみんなこうなんですよ」ということだった。えー、じゃあもうこのまま退院? もう何もしてもらえないの?

●――と不安になっていたら、10時過ぎにS看護師が来て、A先生は最終日には必ず患者さんを呼んで今後のことについてお話をされるので大丈夫ですよと言ってくれた。最初と最後がSさんの担当でヨカッタ。SさんはA先生の教え子でもあり、先生のことをたいへん尊敬しているようなので、A先生の話になると盛り上がる。

●10時40分、処置室に呼ばれる。ああよかった、最後の診察をしてもらえるんだ。いつも忙しく風のように現れるA様、看護師にとっても不意打ちのようで、私が診察台に上った後、「あらいけない、先生の椅子がなかったわ」とバタバタしているのを「いや私は椅子は要りません、診察するだけですから」といって、立ったまま中にシャッと器具を突っ込んでシャバシャバシャバシャバッと洗って、「しばらくおりものは出ますけど心配ないです。明日退院していいです。ハイいいです!」と言うが早いか、A様はまた風のように去っていってしまったのだった。

●――というようなことを記録しようとPCを開いたとたん、10時50分、またA様がカーテンを開け、「ん」とあごをしゃくって消える。は? えーと、退院後の生活についての説明かしら? 手帳と筆記具があった方がいいよね、ともたもたしていたらもう一度現れて「ん、ん」と2回あごをしゃくってせかされた。(「こっちへ来い」って日本語で言った方がぜったい早いと思うけどなあ)。見たら手に書類を持っているし、デイルームの方へ向かっているからやっぱり説明だ。ていうかまたデイルームかよ。いいけど。慌てて書類と手帳を持って追っかける。

電子レンジの前のテーブルに座り、まずは摘出した子宮の写真をいただいた。
「これプリンタでやったけど、ちょっとはみ出しました」
えっ、ということはA様みずからプリントアウトしてくださったのかしら? 感激! でも被写体が枠からはみ出してるのはプリンタではなく撮影技術の問題では、と突っ込みたいのをぐっとこらえる。

我が背子から聞いてもイマイチ要領を得ないので、手術のときの状況をもう一度説明してもらう。めんどくさそうな顔もしないで、絵を描いて説明してくれた。「これが子宮です。ここに筋腫があります。ここが膀胱です。ここがウンコの出てくる直腸です」。あはは。私の場合は前面に大きな筋腫が行く手をふさいでいて(これが膀胱の上に乗っかって押さえつけていたのでトイレが近かった)通常のやり方では全体を取り出すのが難しかったため、最初に切りかけたところをいったんやめて(写真にそのときの傷が赤黒く残っていた)先に前の筋腫を出してから子宮全体を取り出したとのこと。

その他、今後の注意。
1.まず、次回の診察まで入浴は禁止。シャワーのみ可。
2.「消化のいいものを食べてください。」――すぐ次の話に行っちゃったので具体的に何を食べていけないかを聞きそびれた。豚カツとか食べちゃダメかしら? ゆうべ夢に出てきたんだけど。
3.運動は体調を見ながら、退院後2週間もすればぜんぜん何をやってもいいし、もう今からすぐにバリバリ家事をこなしても問題ない。

「あなたはもう明日帰ったらさっそく主婦業がわんさか待っとるでしょう。まず洗濯があります」――ハイ、その通りです。よくおわかりで。入院時の提出書類に「入院中と退院後、あなたの面倒を見てくださる方はだれですか?」という質問に「なし」と書いたのをA様も読んだのかしら?

「もちろん、気を付けないかん人はいます、傷がついてない(=くっついてないの意)とか、じゅくじゅくしているとか。しかしそういう人はまだ退院できません」。――なるほど、やはり入院前に先生が言っていた「退院していいってことは全然何をやってもいいってことです。何でもやっていいと判断するから退院許可を出すんです」というのはあながち冗談ではなかったのだな。

「先生、本格的なストレッチなどは2か月過ぎてから、と、どこかに書いてあったのですが」
「そんなことはないです」
「自転車に乗るのは2週間くらい待ちましょう、とか」
「いやいや全然乗っていいです。そのへんに置いてあるのを明日乗って帰ってもいいです
いや先生、それはダメだと思いますが。
「ほかに聞いておきたいことはないですか」と言われたので、いっしょに写真を撮ってもいいかと尋ねたら、即座に断られた。
「写真ですか! いえいえ私はそういうのは。よくお産の患者さんから『先生赤ちゃんと一緒にうつってください』といわれますけど私はほとんどうつりません。そういうのを撮るとね、もし私がS石官房長官を刺し殺したりなんかしたときに、あなたの顔のところだけボカシが入って私のところだけ使われるようなことになるといやですから」
「先生、S石さんに何か恨みでもあるんですか」
「ハイ、もう~ああいうのに政治を任せとったら、私はね、だいたいもともと、M主党には期待はしとらんのです。J民党がダメだからM主党になっただけで、まあ衆議院解散するまではこのままでしょうが――(中略)――要するに誰もシャキッとした人がおらんわけです、シャキッとした人が! しかしこんなところであなたと政治の話をしとっても仕方がないわけです!」
と言うが早いかパパパッと荷物を取りまとめて立ち上り、また風のように去っていくA様であった。

あまりの面白さに、またしてもちゃんとお礼を言うことができなかった。もうチャンスはないだろうな(笑)。

●10月5日の昼食
10月5日の昼食

●1500 婦人科外来へ行って次回の診察を予約してくる。階段を使ったが、まだずいぶん疲れる。いつもなら5~6階分くらいは余裕の早足でズンズン行けるのに、かなり弱ってるなあ。早足の看護師さんに追い越されざま「エライですねえ、階段を使われて」とほめてもらった。そういうわけで、A先生が言われるように理屈では何をやってもいいわけだが、何でもやるだけの体力を回復するまでには、やっぱり少し時間がかかりそうな気がする。まだお腹の傷が怖くて腹筋に力を入れられないし(本当は怖がらずに力を入れても平気なんだろうけど)、実際まだ痛いものだから、ついかばってしまう。

●1645 シャワー終了後、S看護師から退院後の生活についての説明。ほんとにいつもニコニコして癒し系の可愛い人だ。ハードなシフトをこなして調子を崩さないための自分なりのルールがありますかと尋ねたら、車で往復1時間くらいのところに家族と暮らしているので、多少時間がかかっても仮眠室を使わずに必ず家に帰って家族と食事をするようにしている、とのこと。なるほど、そんな温かい家族の中で、この可愛いお嬢さんは育まれたのだな。ニッコリ笑って「病院大好きです」と言っていた。19時頃、今回の入院費用の概算を持ってきてくれたときに、「いまA先生パソコン打ってますよ」と教えてくれたので、どれどれと廊下まで見に行った(ミーハー)。なるほどナースステーションの奥の部屋で、こちらに背中を向けてパソコンに向かっているA様のレア映像。それが何だと言われれば何でもありませんとしか言いようがないが。

●10月5日の夕食
10月5日の夕食

●準夜勤のT看護師に、A先生に写真を撮るのを断られた話をしたら、「あー、A先生はね、私たち看護師とでも、写真に写るのは嫌がられるんですよ」と言う。「じゃあ、宴会のときとか、集合写真のときは?」と聞いたら「まあそういう場合は、仕方なく…でも、いつの間にかトイレに行っちゃってたりしてますね」 なるほど。本当に写真を撮られるのが嫌いらしい。病院のウェブサイトの写真は、ちょっと微笑を浮かべたりして、なかなかいい感じに映っていましたけどね。しかし自分を安売りしないのは正解かもしれない。少なくとも頼まれるたびにホイホイ患者と笑顔で記念写真に納まるのが、A先生の雰囲気に合わないのは確かだ。



手術と入院の記録: 経緯と日記(入口)


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