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手術と入院の記録: 5日目

2010年10月1日(金)
手術後3日目
●食事 朝 粥食
      昼 常食
      夕 常食
●シャンプーのみ可


●10月1日の朝食
10月1日の朝食

●朝食のお粥をあと一口で終わりというところまで食べていたとき、左肩の後ろから何だか小さな人がじーっと覗き込んでいる気配に気づく。ギョッとして振り返ると、A先生が私の食べているのを黙って見ているのだった。もー、何で音もなく入ってくるかな。別の病室に入院しているお婆ちゃんでも間違って迷いこんできたのかと思ったよ。

「どうですか、もう退院しますか」
「えっ」
「いつでもいいですよ」
えー、もう追い出されちゃうの? もうちょっと置いてくださいよう。
そのときは焦ったが、今にして思えば、あれは私がすこぶる順調に回復してご飯も残さず食べていたので、先生もうれしかったのだな。「もういつ退院しても大丈夫なくらい、あなたの状態は心配ないですよ」っと言いたかったのだ。

●自分から「点滴は要りません」と断った手前、水分をたくさん摂るよう心掛ける。500mlのペットボトルを1日4本で2リットル。水が一番安いので水ばかり飲んでいるわけだが、自宅と違って氷がないので、ちょっと飽きてきた。朝起きてすぐ自販機でTロピカーナの100%フルーツジュースを買って飲む。美味しい。午後もう1本午後のK茶レモンティーも買って飲む。やっぱり体が弱っているときは、甘酸っぱい飲み物が美味しく感じるなあ。

●10月1日の昼食
10月1日の昼食
きょうは朝だけお粥であとは常食に戻ったが、ここに入院した最初の日の昼食が一番おいしかったような気がする。いや別に病院食に美味しさとか豪華さを求めているわけではない。体に最低限必要な栄養を摂ればいいので、少なくとも不健康な内容でさえなければ、お菜は、何もハイカラなものを出してもらわなくても、野菜の煮物や芋の煮っ転がしなどの単純なものでいいのだ(実際ここの料理も、そういう何の工夫もないおかずの方が却っておいしい)。いかにも加工食品に火を通しただけって感じのものとか、既製品をとり合わせただけのおかずが続くと、がっかりする。かと思えば、聞いたことも食べたこともない何だか変わった味の料理が登場したりするし。普通でいいと思うんだけど…でも厨房方だって(たぶん病院給食の会社が入っているのだと思うが)限られた予算内で入院患者を飽きさせない料理を提供するため、一所懸命バリエーションを考えて作っているのよね。病人にフライドポテトはどうかと思うが。(だが加熱しすぎでスカスカのフライドポテトでも芋には違いない。わずかな繊維分も無駄にはしたくないから、クルトンをポタージュでふやかす要領で、残った煮物の汁に浸してもどして全部食べた。)

●1500 シャンプー。その後清拭。明日からはシャワー許可。

●ガスがたまって苦しかったが、ようやくおならは少し出るようになった。しかし麻酔で腸の動きが止まっていた2日間の間に水分が抜けて固くなってしまった便がどうしても出てこない。いきんで出すのは本意ではないし、お腹に力が入らないのでどっちみちいきむこともできないが、とにかくこれを出してしまわないことには健全な排便サイクルが再開できない(腸内の渋滞はさらなる渋滞を生むばかりなのだ)。外来棟に辛うじて1か所残っているという和式トイレの場所を看護師長に教えてもらい、はるばる渡り廊下を歩いてトイレへの旅に出かける。思った通り、和式だと、楽にとは言わないまでも、どうにか少しずつでも出すことができてだいぶ楽になった。完全にすっきりするまではしばらく通うことになりそう。それにしても、和式便器の価値をみんなわかっていないな。高血圧の人にはよくないかもしれないが、お腹を切った人や筋力の衰えている人にとって、和式便器は強い味方になってくれるのに。この病院からも早晩すべての和式トイレが姿を消してしまうのだろう。さようなら昭和の大発明、和式水洗トイレ。お世話になりました。

●10月1日の夕食
10月1日の夕食

●夜は21時消灯と決まっているが、なかなか夜熟睡できないこともあり、20時半には眠くなってベッドで寝ていると、ジャッとカーテンが開いた。
「○○さん! もう早々と寝とる!」
目が笑っている。いいじゃないですか別に患者なんだから寝てても。
「ゆうべ眠れなかったもので…」
別に言い訳をしなくてもいいのだけど慌てて言い訳してしまう。
「眠れないなら看護婦さんに言えば眠剤をくれますから」
「はあ、いえ、大丈夫です」
薬はなるべく飲みたくないのだ。このあいだの睡眠導入剤だってどうせ効かなかったし。っていうか今眠ってたんですけど。ついついA先生のペースに巻き込まれてしまう。

「いつ退院するか決めましたか?」
えっ、それって私が決めるの? 主治医が決めるんじゃないの? 主治医が判断して退院許可を出すのどうのっておっしゃっていたじゃありませんか?
「えーっと――予定通りでいいんじゃないんでしょうか」
「予定通りというと、いつ?」
オイオイ、予定を立てたのも先生だよ。
「じゃあ、(じゃあってわけでもないが)6日に」
7日に歯医者の予約を入れてあるもので。
「6日というと何曜日ですか」
「えーっと(手帳をめくって)水曜日ですね」
「はいわかりました!」
と言ってA先生は消えた。何だか調子狂うなあ。「あなたの退院は○月○日と決まりました」と主治医から言い渡される光景を想像していたんだけど。つまるところ、最初に患者の希望ありきで、それに対して主治医がもろもろの状況から判断して「じゃあその日に退院してよし」って退院許可を出すということなんだな。なるほど。

眠りかけたところを叩き起こされてパチクリ目が覚めてしまい、結局この夜も眠れなかったのであった。


手術と入院の記録: 経緯と日記(入口)


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